【S11 最終2114】チョッキガモス入りガルーラスタン

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初めまして、ロックと申します。
今回は、ORASシングルレートのシーズン11で使用したパーティを紹介したいと思います。 

最高/最終 レートは2114。記事作成時点での順位は49位。

s11Last

■PT概略

S11PT
ポケモン名持ち物技1技2技3技4
ガルーラナイト捨て身地震不意討ち猫騙し
ガブリアススカーフ逆鱗地震エッジ岩雪崩
ウルガモスチョッキ炎の舞さざめきギガドレサイキネ
クレセリアゴツメ毒々スキスワ三日月の舞月の光
化身ボルトロス10万めざパ氷気合玉電磁波
スイクン残飯熱湯毒々身代わり守る

基本的にガルーラは選出し、残り2体を相手によって決めていました。

■個別解説 

kangaskhan-mega

ガルーラ @ガルーラナイト
性格:いじっぱり 特性:きもったま→おやこあい
すてみタックル / じしん / ふいうち / ねこだまし

努力値 H132 A252 B4 D12 S108
実数値(メガ前) 197-161-101-*-102-124
実数値(メガ後) 197-194-121-*-122-134

A:全振り
S:メガ前 準速70属(キノガッサ等)、最速60属(ギルガルド等)抜き
  メガ後 準速80属(マンムー、カイリュー等)抜き +1
H:余り、6n-1(ゴツメダメージ最小)
B

すてみタックルでHBクレセリアを乱数2発(74.3%)
じしんでHメガクチートを乱数1発(89.7%)

ガブリアスのいじっぱり鉢巻逆鱗を93.7%で耐える
珠化身ボルトロスのきあいだまを81.2%で耐える
メガクチートの+2ふいうちを81.2%で耐える

PT唯一のメガ枠でメインアタッカー。メガ枠にこのポケモンを選んだ理由は、他のメガ進化ポケモンと比べて選出できる機会が多く得られると感じたため。このPTは他のポケモンたちで”ガルーラの通りを良くする”ことをテーマに組みました。

確率50%の勝負になる同速対決は避けるつもりなので、性格はようきではなく火力重視のいじっぱり。努力値については、中速帯のポケモンをだいたい抜けるくらいまでSに振り、主な攻撃を耐えるためにHにも極力振っています。この兼ね合いが難しかったですが、既存の209~203や4振りももちろん、PTによってカスタマイズできるのがこのポケモンの強さの1つだと思います。

技について、まずはメインウェポンで威力を取った”すてみタックル”。クレセリアやスイクンを2発で無理やり落とせる火力があるので、後述のガブリアスと共にいわゆる”役割集中”の形を取ることもできます。”じしん”はノーマル技との相性補完に優れており、主にギルガルドやクチートなどへの打点となる技。”ふいうち”、”ねこだまし”は相手のHPが削れた終盤に役立ち、相手をこれらの圏内に入れるように立ち回ることで詰めることができます。バトル序盤、安易に様子見の”ねこだまし”を撃つと、だいたいゴツメ持ちが出てきて一方的にダメージを受けるだけです。あくまでも終盤の詰め技として使うのが強い使い方だと感じました。

garchomp

ガブリアス @こだわりスカーフ
性格:いじっぱり 特性:さめはだ
げきりん / じしん / ストーンエッジ / いわなだれ

努力値 A252 B4 S252
実数値 183-200-116-*-105-154

AS全振り、余りB

げきりんでB4振りメガゲンガー、ゲッコウガを確定1発
ストーンエッジでH4振り化身ボルトロスを確定1発

ガルーラが苦手なゲンガー、ゲッコウガなど速いポケモンのさらに上を行くスカーフ。性格はそれらを倒すためのいじっぱり。積んだメガリザードンXやウルガモスへのストッパーとして、ボルチェンやでんじはをすかす地面枠として、またガルーラと同時選出し物理受けへの役割集中として、さまざまな動きができる素敵なポケモン。選出時はだいたい終盤に場に出し、上から一掃することが多かったです。ちなみにASぶっぱした後の余り4はBに振ることでマリルリの+6アクアジェットを耐える乱数が大きく変わるのでおすすめ。

技について、”げきりん”、”じしん”はタイプ一致技として確定とし、それらと相性補完の良い岩技が欲しいです。ストーンエッジはCSボルトロスを1発で落とせること、いわなだれはスカーフと相性が良く、ひるみも狙えて終盤に連発するのに役立つので両方採用することにしました。 

volcarona

ウルガモス @とつげきチョッキ
性格:ひかえめ 特性:ほのおのからだ
 ほのおのまい / むしのさざめき / ギガドレイン / サイコキネシス

努力値 H244 C220 S44
実数値 191-*-85-201-125-126

H:物理・特殊双方の耐久を伸ばすためほぼ全振り、16n-1
S:ちょい振り100属 (ガルーラ、サンダー等)をだいたい抜く
C:余り

C4振りスイクンのねっとうを99.32%で3発耐える()
C4振りメガゲンガーのヘドロばくだんを確定で3発耐える 
眼鏡サザンドラのあくのはどうを確定で2発耐える
珠化身ボルトロスの10まんボルトを確定で2発耐える

このPTの目玉、”ちょうのまい” の無いHCチョッキウルガモス。圧倒的な特殊耐久で後出しできる範囲が広いのでサイクルを回しやすく、耐久ボルトロスやスイクンなどとも後出しから優位に打ち合えます。Hに振っているので最低限の物理耐久もあり、先制技耐性もup。そしてこのポケモンの真価はゲンガー対策。こちらガルーラ、相手ゲンガー対面でこちらのウルガモス引きが非常に安定します(主におにび、きあいだま耐性による)。これにより相手PTにゲンガーが居てもガルーラを選出させやすくなります。性格ひかえめで火力を確保しているため交換先に大きなダメージを与えられるほか、相手PTの”舞ったウルガモスを止める枠”が必ず選出されるので選出を読みやすいというメリットもあります。

技について、炎技はずっと”だいもんじ”を使用していましたが外しがつらいので命中安定の”ほのおのまい”に変更。チョッキを持ちながらCを上げることができるので、ポリゴン2など回復技のあるポケモンに強くなれます。タイプ一致で高威力の出る”むしのさざめき”。”ギガドレイン”はスイクン、水ロトムなどに撃つほか、回復効果によってサイクルを多く回すのに役立ちます。”サイコキネシス”はゲンガーを素早く倒したいときや裏に一貫しやすい点が便利。”めざめるパワー(氷)”も試し、交代読みで撃てるのが強そうでしたが、うまく決まらなかったのでやめました……。

(追記)後の構築でも採用しているので参考にどうぞ。

cresselia

クレセリア @ゴツゴツメット
性格:ずぶとい 特性:ふゆう
どくどく / スキルスワップ / みかづきのまい / つきのひかり

努力値 H252 B252 D4
実数値 227-*-189-*-151-105

HB全振り、余りD

おなじみゴツメ枠。ガルガブバシャみんなを受けきるためにHBぶっぱ。いじっぱり鉢巻ガブは現環境に居なかったので特にガブには安定しました。ガルーラについてですが、レート2050以上のガルーラは流行りなのか皆”ひみつのちから”を持っていたのでめちゃくちゃ辛かったです。グロウパンチを撃たずに”ひみつのちから”連打のみで突破しようとするガルーラもいました。おそろしや……。しかしウルガモスとの相性は良好で、物理をこのポケモンで受け、特殊をガモスで受けるサイクル戦は非常に強かったです。

技について、”どくどく”は一貫しやすく、”つきのひかり”と合わせて相手の物理ポケ、耐久ポケを削ることができます。”つきのひかり”のPPは少ないですが相手をガルーラの先制技圏内に入れることができれば問題ありません。”スキルスワップ”は主にガルーラに撃ち、対面から”グロウパンチ”+”いわなだれ”で突破しようとしてくる場面に有効です。 強さを特性に依存しているポケモンは多く、例えばメガヤミラミに毒を入れるなんて立ち回りもできます。”みかづきのまい”はガルーラとの相性抜群で、勝ち筋を広めることができる、他の物理受けには無いクレセリアの魅力です。ちなみにこの型の最大の利点は「C個体値を厳選しなくていい」ことです!

thundurus

化身ボルトロス @いのちのたま
性格:おくびょう 特性:いたずらごころ
10まんボルト / めざめるパワー(氷) / きあいだま / でんじは 

努力値 H4 C252 S252
実数値 155-*-90-177-100-179

CS全振り、余りH

めざめるパワー(氷)でD4ガブリアスを確定1発
きあいだまでH4D4メガガルーラを乱数1発(75%)

主に対ボーマンダ軸に出していく枠。鉢巻や”つるぎのまい”を積んだパワーのあるガブリアスを上から倒すために性格はおくびょう。ガルーラ、ガブリアスと同時選出し、範囲の広い攻撃技で相手を倒していく対面構築的な動きも強力です。

技について、主にスイクンを素早く処理するための”10まんボルト”、補完の”めざめるパワー(氷)”。ボーマンダ軸のPTによくいるマンムー、ポリゴン2、ヒートロトム、ジバコイルなどに刺さる”きあいだま”を選びました。”きあいだま”は当てれば”くさむすび”よりも範囲を取りやすく、こちらのガルーラが苦手なようき最速ガルーラも倒すことができます。当たればね……。”でんじは”の存在から積みポケモンのストッパーとしても優秀です。 

suicune

スイクン @たべのこし
性格:ずぶとい 特性:プレッシャー
ねっとう / どくどく / みがわり / まもる

努力値 H252 B84 C4 D4 S164
実数値 207-*-160-111-136-126

H:全振り
S:ちょい振り100属 (ガルーラ、サンダー等)をだいたい抜く
B、C、D:残り

ようきガブリアスのげきりんを確定で2発耐える
みがわりがやけど状態のナットレイのパワーウィップを31.2%で耐える

対耐久ポケモン、受けループ、ピクシー・オニゴーリ。”まもみが”できる範囲を広げるためSに多く振り、スイクン本来の耐久を生かすため残りはBに。相手のゴツメ枠に毒を入れるだけでこちらのガルーラが格段に動きやすくなります。カバルドンやクレセリアに出していき毒を撃つ。交代されても交代先に毒が入り、そのまま”まもる”+”みがわり”ループでじわじわとHPを減らすことができます。同時並行して”プレッシャー”により相手のPPを削ることができるのも強力です。害悪と呼ばれるピクシー・オニゴーリに対しては相手のポケモンを1匹倒して数的有利をとった後、まもみが連打で相手のPPを枯らすか、時間を使いTODで勝つことができます。なのでこのPTで害悪PTに負けたことはほとんどありませんでした。

技について、メインウェポンの”ねっとう”はやけどを引けばそのまま”まもみが”できる優秀な技。やけど狙いで連打するのではなく、サイクルの中で無理なくダメージを与えていく、という使い方をしていました。複数回後出しされるナットレイなどにやけどのリスクを与えることができる点で、”なみのり”よりも使いやすいです。残り3つの”どくどく”、”みがわり”、”まもる”はこの型のコンセプトで、”たべのこし”で回復しながらタイプ相性に関係なく相手を削ることができます。選出時の勝率はこのポケモンが最も高く、非常に安定して戦える頼れるポケモンでした。

■おわりに
 2050超えたあたりからのボスラッシュ感は興奮しましたね……。対戦相手のTN見て「この人 聞いたことあるなぁ!」って何度も思いました。次は2200目指して頑張ります!

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